クール女子と大泥棒が恋すると、
入学してからもう何人かにはコクられた。
全員断ったけど、その理由が伊緒だと思われたら色々と厄介だ。
あいつ自身は気にしないんだろうけど、
女は嫉妬とかあるからめんどくさい。
「千歳。」
あ、この棒読みな感じ。
「何、伊緒。」
振り向かなくても分かる。
作業に夢中な振りをする。
ホントは少し嬉しかったり……
テメーは乙女かっ!きもっ
「もう帰ろう。」
こういう誤解を生むことを人前で平気で言っちゃうヤツだから。
そんなんだから勘違いとかされんだよ。
「そだな。」
チラホラ帰りつつあるクラスメイトの一部に混ざって俺達も家へ向かった。