クール女子と大泥棒が恋すると、




「文化祭、楽しみだな。

お母さんたち忙しいらしいから陽は来れないだろうけど、

新見さんとか誘おう。」



「うぇ~、やだよ。」



帰り道、二人でならんで歩く。




「ダメだ。千歳が嫌でも私が来てほしい。」


「お前、新見さんが調子乗るようなこと言うなよ……」


「えへへ……」



あ、笑った。





初めて会った時よりずいぶん表情柔らかくなったな。




俺だって、相当変わったんだろう……。





家には時間差をつくって入った。



同居は色々と面倒な事が多いけど、

なぜか続けている。



なんでだろうな。



俺自身分からない。



分かりたくない。



それはわからなくていいことだと思うから。




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