クール女子と大泥棒が恋すると、




「ただいま~」


陽を連れて家に帰ると、玄関には下駄を履いている途中の千歳がいた。



「何?出かけんの?」


「ああ。これから仕事。」


「仕事?」


「言ったろ?俺は泥棒。

次の標的の所の下調べ。」


「そんなことするの?」


「当たり前だろ。

泥棒の仕事なんてほとんどは下調べだ。

実際金とかを盗む頻度は2ヶ月に一回くらいだけど、

下調べは1週間に2回位行く。」



「へぇ……そんなに……」



千歳は鞘をさしなおして、ドアを開けた。



「じゃ、行ってきます。」


「うん。行ってらっしゃい。」



千歳は私の返事に嬉しそうに笑ってドアを閉めた。





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