クール女子と大泥棒が恋すると、
よく考え…なくても、そうだよね……。
「いやぁ、でも俺はあんな感じのウブな子嫌いじゃないぜ?
純粋でいいじゃん?」
その時、前を歩いていた千歳はくるりと方向転換し、教室の中に戻っていった。
「ち、千歳っ!?」
「謝れ。」
千歳は佐々木先輩を至近距離でにらむ。
「うっわ、こいつこわっ!
ダメだよ?瀬川さん。こんな男と行動しちゃ。」
「黙れ。」
「先輩になんて口のきき方だよ…」
「俺よりもトロくて、馬鹿で、だっさいやつが先輩だとは思えない。」
「っんだと!?コノヤロ!」
先輩は右の拳を千歳の方に振りかぶった。