君恋日記



「あっ!それじゃあさ、滝澤さんはスキな人だったり彼氏だったりいるのかな?」

さっきから米山さんとたまきちゃんばかりが話て米山さんの隣におとなしく座ってた滝澤さんに気を遣ったのかまみかちゃんが優しく話かけた。


「ほーら!モモ!!田代さんが話かけてくれてるよ?

ごめんね~田代さん!人見知りって訳じゃないんだけどモモ…あっ!この子滝澤モモって言うんだけどさ、あまり話さない子でさ!」


「いーんだよ?滝澤ちゃん!
たまきたちはゆっくり待ってるからね?
でも滝澤ちゃんとも話したいからさ!」


たまきちゃんが優しく滝澤さんに話しかけている姿はいつもさりげなく出るたまきちゃんの優しさ。


「あっ…その…恥ずかしいんだけどね?
わ、わっ!わたしもスキな人いるよ?」

顔を真っ赤にしながら綺麗に巻かれたマロンブラウンの髪をきゅっ!と手で掴みながらほんのりチークが塗られた可愛いらしい頬を赤く染めてあたしたちをちゃんと見て答えてくれた滝澤さん。



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