君恋日記



「たまきはいるよーだけど秘密~♪」
 
ニヤニヤと事情を知っているあたしたちを見ながらたまきちゃんは自慢げに米山さんに答えた。


「じゃあー田代さんと暮橋さんは?

いるのー?いるのー?」


「うちは…うん!いるよ!」

「あ、あたしも…‥その‥いるよ!」


「そっかそっかぁ~みんな青春してるんだねぇ~!」

「あっ!米山ちゃんはいないの?」

たまきちゃんがもう馴染み始めた。

「あっ!わたし?わたしは彼氏いるからさ!
ほらっ!1組の青沼!青沼翔悟(あおぬましょうご)だよ!知らない?一応うちのバスケ部のキャプテンでエースだよ!」

「へーぇ!!青沼くんって米山ちゃんの彼氏だったんだぁ~!知らなかったなぁ~!」

何故かおばちゃん口調へと変わってしまったたまきちゃんにあたしとまみかちゃんは腹をかかえて大爆笑しちゃった。



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