君恋日記


次の日試合を明日に控え練習にも勢が出る日。


俺は朝早くから校庭に入り1人で自主練をしていた。

まるで昨日のたつきみたいに。

始めて20分。

校庭に現れたのはたつきだった。

こいつ…こんな朝早くからいつもやってたのかよ…


「よっ!今日ははえーな佐田!
お前やるなら付き合ったのに!」


「お前こそ何でそんなはえーんだよ!
じゃあ一緒にやろーぜ?」



「おぅ!」  


たつきの上手さは生まれつきの才能なんかじゃなくて毎日の地道な努力の積み重ねだった。


そりゃあ上手いわけだよな?

こんな朝早くから毎日やっていたら。





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