君恋日記



たつきは暮橋がスキ。

何かすげー腹立つしイライラするんだけど、


箸を止めてこんなんブツブツ考えてたら不思議そうに暮橋が俺の顔を覗いてきた。


「佐田くん?どうしたの?大丈夫?」

いつもバックバク食べる俺。
手が休まってると怪しまれるのも当たり前だ。


「ん~?疲れただけだから気にすんな?」


そう言うと暮橋はいつものニコッとした笑顔に戻った。




これは新学期前日の1月5日のこと。



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