-RAINY BOY1-

『ど…どうして?汗 晴れの日は嫌いで…、だから外には出ないんじゃなかったの…?びしょ濡れになってるじゃん↓↓一応、王子なのに……風邪ひくよ?』




絢芽姫が俺を見た。





『良いんだ……。晴れの日が嫌いでも…それでも守りたいもんがあったら、守るんだよ!俺は、絢芽も幸樹も守りたかったんだ。』




俺はそう言い、持っていた白いハンカチを、そっと渡した。





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