-RAINY BOY1-
『どうした?和人。何か悩み事か??』
親父が聞いてきた。
『ちょっとね……。』
そう俺が下を向くと、
『絢芽ちゃんの事か?』
親父は、また聞く。
『あぁ。あいつさー、なんか強がってんだよね…。俺たちの前では、いつも明るくしてるけど…↓俺……どうしたら良いのか、わからなくてさ。』
そう俺が言うと、
『うーん。悩むことは、ないんじゃないか?和人が思う通りに、絢芽ちゃんを支えてやれば良いと、俺は思うけどな。』