Bussiness Trip

出張当日の朝。

雪乃は新幹線の待合室で新聞を読んでいた。

「よう」

向かいの席に戸上が腰を下ろす。

「おはよう」

「今日から二日間、よろしくな」

うれしそうな戸上に対して、雪乃は憂鬱そうな表情を隠そうともしていない。

「まあ、せっかく遠出するんだし、楽しくやろうや」

そんな言葉をかけられても、気分はいっこうに晴れなかった。

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