Bussiness Trip

早く横になりたくて、そのままベッドに倒れこむ俺を、雪乃が慌ててベッドの縁に座らせる。

「だめだめ、スーツ脱がないと。明日も着るのにしわくちゃになるでしょ」

まるで、世話焼き女房みたいだ。
されるがまま、俺はスーツを脱いだ。
酔っぱらっているから、安定しない体を自分の胸にもたれさせるようにして、俺の上着を脱がす。
ほっぺたが柔らかい胸にあたって、また顔がにやける。
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