Bussiness Trip

「だいじょうぶか?」


何度も何度も、俺は口にしていた。

初めての雪乃に無理させているんじゃないか、辛いのをこらえているんじゃないかと、不安でたまらなかったから。


けれども雪乃はその度に、「だいじょうぶだよ」と、優しく微笑みながら俺の頭をなでた。
< 90 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop