人魚姫の罪

海の秘密

海に再会してからちょうど一週間たった週末。
大学に元アメフト部の晋也の兄ちゃんが遊びに来た。
名前は和也。
27歳のれっきとした社会人だが、女好きは相変わらずだ。

「優にゃん、久しぶり!」
「優にゃん…。」
教室の入り口で手をふっている。
「今日遊びいこーぜ!」
そうにやっと笑って歯を見せた。
「またボーリングっすか?」
「うふふ♪内緒♡晋也に聞いてね!」
は?と、頭に浮かんだのは無数のクエスチョンマーク。
なぜわざわざ晋也にきく…?
晋也にわざわざ聞くことなのか?とますます分からなくなる。
聞いたが、やっぱり晋也に聞け、しかいわない。
仕方なく諦め、昼食の時聞く事にした。
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