人魚姫の罪
「なんでキャバクラ行くんだよ!」
「ごめん、兄ちゃんが…」
「俺はぜってー行かねえ!!」
あいにく、俺はキャバクラが嫌いだった。
「頼む!な!?」「なんであんなとこ行くんだよ!?」
断固否定。
あんな偽りの恋愛を楽しむところなんて、バカのたまり場じゃねーか。
「頼む!今日だけ、な?」
手をあわせ、片目を瞑る晋也。
もう、嫌だ。
「1回だけな。二度といかねー。」
「わりいな優!」
ぱっと明るくなった晋也はあわてておにぎりをほおばりだした。
俺は頬杖をついて夏の窓を眺めた。
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