青春謳歌




だが、陽菜は意味が分からず首をかしげている。


自分でも不器用だと分かっているが陽菜も鈍感なようで俺の意図が分からないらしい。




「悪いが、人が多いからはぐれる。
だから・・・・・・手をつなぎたいんだ///」




顔が赤くなるのを抑えながら平静を保って陽菜に言う。


すると、陽菜は慌てたように・・・。




「す、すみません!よく意味が分からなくて・・・。
そ、そうですね!私、小さいからすぐ迷子になりますよね!!」




よほど慌てているのか顔が真っ赤になっている。




「いや、大丈夫だ。じゃあ、行くぞ。」




陽菜が俺の手を取る。

それを俺が握り返す。


前から小さそうな手だと思っていたが実際に握って確かめてみると本当に小さくて指とか簡単に折れてしまいそうだと思った。





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