ダメな私を愛してくれて



「それ本気で思ってんの?」



「はぁ?」



「ちゃんと確かめてからにしろよ。おばさんとちゃんと向き合ってこいよ」



「そんなのできるわけないじゃん!やだよ。あんな人としゃべりたくなんかない。」



「稟…お願いだからさ…俺はさ稟の味方だから。俺がお前を必要としてるから。だから死にたいとか自殺しようとか簡単に言うなよ」


私は隼人の腕の中に包み込まれた。かすかに聞こえる鼻をすする音。泣いてる…?



「隼人…」




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