モントリヒト城の吸血鬼② 〜望まれざる来訪者〜

「父も、公爵家に
関してはあんまり
口にしませんでした。
たまに、尋ねてくる
町長たちとなにか
深刻な顔で話を
してるぐらいで。
僕たちが聞いても、
お前たちは
知らなくて
いいことだって
いって教えて
くれなかったし。」

「そうですか。
…ちなみに、
その時のことで
何か覚えている
ことはありませんか?」

「僕も小さい頃
だったからはっきりとは
覚えてないんですけど…
そういえば、
モントリヒト城で
火事があって、
しばらくしてからかな。
若様が、どうにか
生き伸びて女王陛下に
保護されたって話を
してたと思います。」

「!その話、もう少し
思い出せませんか?」

「ええと、火事で
生き残ったのは
若様とその妹と、
若様付きの侍女と、
シスター見習いの
女の子の四人だけ
だって…。」

「!?公爵家には、
第二子がいたのですか?」

< 180 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop