【完】泣き顔スマイル






「『ごめんねモモちゃん、ダメな家庭教師で』って、言ってた。他にも色々『元々私情で辞めなきゃいけなかったから丁度いい』とか…」

「つまりモモのお願いを美香さんが呑んだから、二人は別れたってこと?」

「…うん」

「いやそれモモが
責任感じることないじゃん」

「え」



あまりにも呆気らかんに言うから、今度は私が固まってしまった。



「だって本当に好きなら
そういうの無視するもん」

「う」

「それくらいで簡単に引き下がるなら美香さんは対して先輩のこと好きじゃなかったんだよ」


美香さんと会って話をしなかったらきっと私は乃愛ちゃんと一緒の考えだったと思う。



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