太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
16歳になった私は本当の一人ぼっちになった。


「やだアンタそんな所にいたの。邪魔よ」


「すいません」


父が半年前に仕事場で事故にあい、命を絶った。

それからは叔母の家に住まわせてもらっている。

私は未だにこの家庭に馴染めずにいた。


「今夜は娘たちと外食するからアンタはこれ、食べといてね」


箱の中から取りだし、机の上に置いたのは見覚えのあるインスタントラーメンと割り箸。


「…はい」


こんな会話を交わしている最中、叔母の娘たちのにぎやかな声が逆に虚しい。

***


ズズッ…


「あんまり、美味しくないなあ、」


小さい頃からずっと食べているインスタントラーメン。


ずっと同じものを食べているせいか拒否反応が出、何度も咳をした。


夕飯を食べてから、決まって行く近くの公園に


私は今日も足を運ぶ。


誰も居ない静かなここは落ち着くような気がしていた。


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