きみとぼくと、世界と【短編】


テーブルに頬杖をつきながらぼくはそのときのことを思い出す。


小学生だったぼくときみ。


きみのほうがぼくより後に産まれたのに先に大人になってしまった。


学校から帰ったぼくはランドセルを脱ぐのも忘れて母親になったきみを見つめていた。



その後しばらくして避妊手術を受けたきみが子供を産むことは二度となかったけど。


今でも覚えてる。
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