恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
――翌朝。
まずはエビ君に真相を聞こう。
そう意を決してくぐった校門は、いつもの朝の穏やかな雰囲気とは少し違い、なんだか騒がしい感じがした。
変な胸騒ぎ覚えながら昇降口に入り、上履きを履くと――
「増田さん!」
あたしを待っていたかのように、血相を変えたエビ君が走ってきた。
思案していた人物が自ら現れてくれて驚いたけど。
まだ8時。朝練の最中じゃ……?
「佑真がっ!」
問いかけるより、エビ君が切り出した方が早かった。
「…佑真が?」
エビ君は、少し言いにくそうに顔を歪めて言った。
「……やっちまった……」