恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

「待って」


身を翻したあたしの前にエビ君が回り込む。


「どうして!?だって、あたしのせいで佑真はそんなことしたんでしょ!?当事者が行かないでどうするの?」


あのことはあたしにしか説明できないのに。


邪魔をするエビ君を押しのけようとしたけど、


「佑真もまだすげえ興奮してんだ。今は増田さんは行かない方がいい!」


エビ君の目は険しかった。


「今は俺が付き添う。後でまた来るから。いいな」


そう念を押すと、エビ君は階段を一つ飛ばしで駆けあがって行った。
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