私と敵と好きな人と


『ゆーずほ!!』


遠くに手を振る李音の姿が見えた

千尋もいるじゃん、無駄にカッコイいなぁ…


「あ、まだみんな来てないの?」


『千夏はそろそろ来ると思うよ~』


「そっか~」


まだ、千夏も優太も薫も来ていなかった


緊張してる、久しぶりかもしれない


『ごめん、遅くなったかな?』


………っ!?


「優太、おはよ。遅くないよー
 まだ2人足らないし」


『そっか、良かった』


ニコッと笑った優太は制服とは違う印象だけどカッコイい……


『おはよ、小野町』


「おはよ……」


私にまで挨拶……優しいですね、相変わらず



< 43 / 255 >

この作品をシェア

pagetop