つぐら児
プロローグ


「ただいま…帰ったよ」

玄関の電気が点いていて、リビングは暗い。
まだ仕事から帰ってきていないようだ。

ネクタイを下げ、溜め息混じりに靴を脱ぎ、鍵はベンチの形をした網目状の小物入れに投げ入れる。そんな扱いをする訳だから、底の方は塗料が剥がれ落ちてしまっている。

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