珈琲の街
4章 歌
でも一つだけ恥ずかしくなく発することができたことがある。
それは『歌』だった。
僕には、歌を唄うことしかなかった。

嬉しいとき、悲しいとき、感情が動くとき僕は歌った。
それは、自分のために歌うことだった。
だから他人に聞いてもらいたかった。認めてもらいたいと思った。
その場所が東京だった。
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