天使の烙印
―――なんか不思議な感じだと思ってたけど、キミ、天使だったんだ。







『どうして?』





初めて返ってきた答え。
ただそれは人間の声帯から出たものではないような、美しいのだけれど、空気を伝わずに直接脳に届くような、そんな声だった。
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