最後の龍の華
一瞬だけ意識が飛びそうになったが すぐに意識を取り戻し 逃げ出そうと
体を捻る
それさえも 許さないと言うように
ぎゅーと抱きつく力も強くする...
くっ...
い 息が...!
苦しさに負け 抵抗を止める
それと同時に 少し抱き締める力が減少し
肺に酸素を送りこむ...
はぁ はぁ はぁ...
もうちょっとで
お迎えが来るところだった...
まだ 逝きたくないし...
取り合えず 灰色が満足するまでおとなしくしておこう...
しかし...
大人しくしているのが良いことに 抱きついたまま眠ってしまった灰色
世間でいう 抱き枕状態...
なんで ここで寝る?!
しかも 抱き締めたまま!!
誰か...こいつをどうにかして!
切実な願い...というか 助けを求めるべく 隅で踞っている弥生と銀色に 目線を向ける
*