最後の龍の華








あの条件交換の日から 1週間たった






いまだに 無言を貫きお昼になった瞬間から 颯爽と部屋をでるという日常が始まった










相変わらず あそこの部屋でソファーに座ると 隣に灰色がやって来ては 私に抱きついて眠りについているし それをみた弥生が騒ぎだして めがねがそれにキレて 銀色がそれを見て爆笑し弥生が銀色にキレて

2人で仲良く めがねに怒られるということを見るのが 最近の日常化としてきた今日この頃...













やっぱり...



他の人と 接するのがいまだに慣れない...








ため息をつき この部屋に来るのも後何回行けばいいだろう?











ふと 時計を見るとお昼になっており 無言で立ち上がる


その際に 灰色がソファーから落ちたのを見たけど 無視する










ソファーの上でふんぞり返っている皇帝に向かって


『...帰る...』




と呟き いつも通り帰るところだった...






しかし...



今日は違った...






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