最後の龍の華

驚愕



翡翠 side





琉聖が 出ていった扉をみつめ呆然とする














最初にあいつを見たときは怪しいなと思った



だって...
あいつフードで顔をすっぽりと隠してやがるんだぜ?

誰だって 怪しいと思う






次に思ったのは 男にしてはちびっこいな思った




肩幅も狭く
ダボダホの服で 体のラインを誤魔化していたが
捕まえるときに 掴んだ腕が物凄く細いと 驚愕した







それと 同時にこいつ...女じゃね?






その考えが 一瞬頭に過ったが
それも 打ち消した








さすがに 名門校のこの学園に 性別を偽って入れるはずがないのだから...











だって そうだろ?




ここの学園は
俺らの 親が管轄下におく所だぞ?




試験も厳しく
何億人もいる入学希望者から何千人という一握りの人しか受からない





実技 勉強は勿論のこと

族名と名前を一人一人調べて 危険じゃない人たちのみ ここに入学できる







あっ!
でも 俺らの親だって
自分たちの子供だからってずるはしない



全員 平等で審査をしている







< 62 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop