ナンパ男との恋~最終章~
「心配しなくても
好きになる事はないって
言ってあるから
大丈夫だよ」


そう言いながら
笑いかけるように
私の方を見ながら


「巻き込んでごめんね。
ありがと」



「え、あ・・うん・・」


何て言えばいいのか
言葉が見つからなかった。


でも、私の前では

昔から変わらず
優しいままだけれど・・・


私の知らない所では

確実に、大人へと成長しつつあり


そして、昔の輝樹と同じように


自分が興味のない女性に対して

残酷で、冷酷で・・・・


自由な性格である事に


今、気づいた・・・・。
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