ナンパ男との恋~最終章~
そんな驚きすら感じつつ

準備をしていると、


ピンポーンっ


そのチャイムの音と共に


「おう、クソガキども。
ますます久保に似やがって
お前らムカツクなー」



あれ・・・この声・・・


準備を整え
リビングへ行くと


「よォ、春菜」


「久しぶり春菜ちゃん」


亮くんと美穂さんの姿があった。


そして


「お前らだけで行きゃいいだろうが」


不機嫌そうに
ため息をつき亮くんを睨んでいる。



「俺だって行きたくねぇのに
あのジジイが俺を勝手に幹事にしやがったんだから仕方ねぇだろ。
そう言わず付き合えよ。
つーか、お前が来るって
全員に言っちまったからなー」


「だから、何で俺が関係あんだよ・・」


「久保兄弟が出席するって言ったら
出席率 半端ねぇんだって。
おかげで
すげぇ人数になったけどな。ははは」



久保兄弟?って事は・・・・


「正樹くんも来るの?」


「あぁ、正樹も来るって言ってたな。」


「正樹の場合、結婚もしてなけりゃ
彼女も連れて来ねぇだろうから
周りの反応が楽しみだよな」


そう言いながら
亮くんは笑っているけれど


「あー、面倒くせぇ・・・」


ため息ばかりついている輝樹。


< 105 / 233 >

この作品をシェア

pagetop