ナンパ男との恋~最終章~
お言葉に甘えてって・・・

私、何も言ってないんだけど・・・


そんな戸惑う私に、


「わりぃ・・・
何か無理矢理ついてきちまった・・」


困ったような表情を浮かべ
そういいながら
私の目の前にいる輝樹を見ると


「私は全然気にしてないよ。
おかえり」


そんな言葉しか出てこない。


そして、


「あぁ、ただいま」


そう言いながら
私の頭の上に手を乗せ
少し笑みを浮かべている輝樹を見ると


すべてがどうでもよくなるほど
幸せでいっぱいになるわけで・・・



「なーにしてんですか!?
酒、買ってきたんで
早く飲みましょうよ!」


まぁ・・・・


そんな雰囲気も
一気にぶち壊されるというのが
今の現実なんだけど。







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