ナンパ男との恋~最終章~
私の言う言葉なんて
まったく耳に届かない
バカ男3人は

輝樹の車に乗り込み・・・


「春菜、早く行くぞ」


「私は・・・家でおとなしくしとくよ」


「早く乗れって」


「早く春ちゃん」


「もう11時じゃん、急がないと」



急かされるように言われ
結局後部座席へ乗ってしまっているわけで・・・




「春ちゃん、そんな心配?」


隣に座る春樹が
そんな事を言いながら
ため息をつく私を元気付けようとするけれど



「春樹・・・勘違いしてるけど・・・
輝樹は、本当・・・
普通の男とは違うから
ナンパの見本にだけはしない方が無難だと思うよ」



「そんな心配しなくても
輝ちゃんは浮気なんてしないって」



いやいや、春樹達は
まだ分かってないだけだ。


輝樹の女の扱い方というものを・・・・



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