地上182センチメートルを、キミと。
「…………………どこに……行く??」
立ち上がって香川くんを見ると、香川くんは少し驚いた後『ニィ』と笑った。
「……………じゃあ、ゲーセン行こう。 折角だから記念にプリ撮りに行こうぜ」
「オレも行くー」
大志くんも立ち上がる。
「そのメイク道具、店のヤツだろ。 さっさと返しに帰れよ」
何故か大志くんをハブろうとする香川くん。
「このメイク道具は練習用だから、返しに行く必要ないんですー」
自分をハブろうとしている香川くんに、意味有り気な意地悪な笑みを浮かべる大志くん。
大志くんには、香川くんの意図が分かってるのかな。
香川くんは、何を考えているのだろう。
………………アレかな??
「『小人に襲いかかる巨人』??」
香川くんは、いつかのツイートの事を気にしているのだろうか。
てゆーか、ついさっき、大志くんとワタシが傷ついたら慰めるって言ったばかりなのに。
慰めるの、やっぱ面倒なのか??
いきなり、大志くんやワタシが傷つかない様に配慮しようとするし。