地上182センチメートルを、キミと。
------------------小春とデートして、1つハッキリした事がある。
翌日学校に行くと、繭が小春とオレに話しかけてきた。
「昨日、比呂と小春、2人で遊んでたんだって?? クラスの子が見かけたらしいよー。 何してたのー??」
繭は、オレが小春と2人で遊んだ事について、全く怒っている様子はなかった。
きっと、他の女だったら違っただろう。
繭は、友達の小春の事を『女』だと思っていない。
…………………繭の態度が気に入らない。
「……………ゲーセンに行っ「繭、放課後話せる??」
繭の問いかけに答えようとした小春を、若干機嫌を悪くしたオレが遮る。
浮気めいた事をしといて、オレの態度も大概だ。
「う、うん。 もちろん」
オレの変な態度に驚きながらも、繭は首を縦に振った。