どんなことも二人で乗り越えて
「何だよ…せっかく相談したのに」
そう言うと
『よりによって…何で私に相談したんだよ…』
と頭を掻きながら言う遥香

何故か相当機嫌の悪そうな遥香…そんな姿を見せられて俺は戸惑うことしか出来なかった

「なあ、悪かったって…なあ、どうし…」
『っ…悪いね、私もう帰るわ』
そう言い、遥香は走って屋上を出て行ってしまった

俺…何か気に触れること言ったか…?
よく分からない奴…
俺はとりあえず最近交換した遥香のアドレスに謝罪メールを入れ、力なく屋上を出た

遥香に俺は何をしてしまった…?
嫌われたのかよ…?


家についてもメールの返信を待ち、不安は全く消えることはなかった
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