どんなことも二人で乗り越えて
神崎って中学一緒だったしまだ連絡網も捨ててない…はず。親がシュレッターにかけてなきゃいいけど…
電話の横にある引き出しをを隅から隅まで探す…これじゃないか? 神崎遥香…これだ!
迷いなく俺はその電話番号にかけた5コールの後…
『はい…もしもし、神崎ですが』
神崎の声だった、よかった…
「ああ、俺。同じクラスの藤岡だけど」
『おっ、晴昭?…何で番号知ってんの?』
「中学ん時の連絡網だよ」
『流石、物持ちいいね』
「だろ?…じゃなくて、今からちょっと会えるか?確か家近かったよな?」
『いいけど…じゃあ×公園で!すぐ行くから』
「おっけ」
電話が切れる
無意識のうちに神崎をこんな遅い時間に呼び出してしまった…なぜ?
まあ、女子を待たせる訳にも行かないし…さっさと行きますか。


公園にはパーカとジーンズ姿の遥香が立っていた
「悪い、待たせた」
『べっつにー?』
「お前…大丈夫か?」
『へ?』
そこで俺はさっき見た夢のことを話した…それを聞いてただ笑う遥香
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