出会い系ランニング
智の言葉にホッとして、そしたら急にお腹がグ〜ッて大きい音を立てて鳴った。
「とりあえず食べろよ」
「そうする」
夕飯を運んでもらって部屋で食べた。
智は何をするでもなく一緒に居て、遅くに帰って行った。
俺に出来る事かぁ‥
友達と恋人では違うかもしれないけれど、俺にとっての智みたいな存在に、彼女にとっての俺がなれたらと思った。
出来るだけ一緒に居てあげたい。
話を聞いてあげて、安心させてあげたい。
笑うの苦手だなんて思わない位、笑顔で居て欲しかった。
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