ヴァージン=ロード
「……お似合い、って……」
「貴方達、結婚するの?」
「そんなわけないでしょう!?」
週刊誌に載っていたという写真は、いつぞやのラーメン屋での写真だった。他にも二人で映っている写真が並べられている。
コータさんが面白そうに私を見た。
「どういうことなの、どういうことなのー? あんた達、口ではなんでもないって言ってたくせに、実はそういう仲だったんじゃないのー!?」
「だから違うってばっ!」
叫びながら、焦りを覚えた私は食い入るように画面を見ていた。
「結婚するの、良」
「え?」
「結婚するのよ、良、彼女と! それなのに、それなのに、こんな報道……っ」
私は慌てて携帯を手に取った。良に電話を掛けるけど、全くつながらない。私は盛大に舌打ちする。