空回りの先のまこと(仮)
彼女の通うこの高校は2年進級時に文理選択を行い、1〜4組が理系、5〜8組が文系となる。
彼女は文系。
そして憧れの彼のこともぬかりなく調べ、文系であることは確かに把握していた。
5組から順に出席番号順で書かれたクラス表から自分の名を探す。
(……5組上田なし)
5組に自分の名がないことを確認すると次のクラスのクラス表へ移る。
(青木、浅利、飯田、生田、上田……!
6組にて上田発見!!)