同居相手は黒猫くん
「と、とりあえず帰ろっか」
「…ん」
そうして私達は歩き出した。
今日でいろんなことを思った。
刹に対する感情が、前と違う。
刹に近寄られると、すごいドキドキする。
刹が他の女の子に騒がれてるのを見ると、落ち着かなくなる。
刹を独り占めしたいと思ってしまった時もあった。
…おかしい。
絶対私、おかしい…。
「……比乃」
「…え、な、何っ?」
「何考えてんの?」
私の顔を覗き込む刹。
またドキリと心臓が軽く跳ねた。
……おかしいっ。