Don’t Cry.
第一章__°○

プロローグ “実琴Side"





今年もやってきた____

私が一番好きな季節。



真夏の太陽が私を照らし続けるなか、

電車を降りたあと
ある場所へと懸命に走る…




「はぁ…、はぁ…、」





目の前に立つ建物を見上げた


一年ぶりにみるけどなにも変わってないや


この中にあの人がいると思うと胸が高鳴る_____






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