鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)
そんな中。

「……?」

建物の中に薫る香ばしい香り。

ふと麗華が振り向く。

「インスタントだけど、どうだ?」

マットがウエストポーチに入れていた固形燃料と水筒の中の水で湯を沸かし、粉末のコーヒーを淹れていた。

「そんなもの持って来てたの?」

こんな激戦の戦場に。

戦闘糧食ならともかくコーヒーなんて。

少し呆れた顔をする豊田。

しかしそのコーヒーの香りは、明らかに精神的ストレスを感じ始めていた小川分隊をリラックスさせる。

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