俺のこと、好きになってみよ?
「……え⁉、彩葉ちゃんっ⁉」
皆に囲まれたその中で中心にいた人は、私を見るなりパァァァッと顔を輝かせた。
その人は、紛れもなく九條さんであり。
私はポカーンと口を開けたままだった。
なに、なに。なに、この状況。
「彩葉ちゃん来てくれたんだ⁉めっちゃ嬉しい‼」
輪の中を抜け出して、九條さんがこちらに来ては、ガシッと私の手をとる。
「俺が連れてきたんだよー昴兄ちゃんっ」
「えーまじ‼てるありがとー‼」
まったく状況が理解できず、ただポカーンと口を開けたままの私。
「驚かせてごめんね彩葉さんっ?今日はねー…昴兄ちゃんの誕生日なんですよ〜!」
「……………えっ?」
そして。
てるくんが言った言葉に、私は目を見開いた。