Polaris
あたしがナンバー1だから、、、。


もしナンバー1じゃなかったら、隼人がこんなことを言うことはないんだろう。


ナンバー1、、、。


確かに入店した時はなりたいと思った。


けど、あたしはいつまでここに入れるのだろう。


見下ろす側から、見下される側に変わるのは意外と簡単なのかもしれない。


「気をつけます」

「気をつけるじゃなくて、するなって言ってるんだ」


「するな」と言われても、約束は出来ない。


その時の状況によって、しなくてはならない時だってきっとある。


この世界に居る以上、、、。


「気をつけます」


あたしはもう一度同じことを口にして、立ち上がる。


「チッ」と舌打ちが聞こえたが、気にせずに部屋を出た。



< 48 / 345 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop