Polaris
その日はなんだか寝ることが出来なかった。


トイレに行こうと自分の部屋を出た時、隼人と鉢合わせになった。


「おはよう」

「あぁ」


隼人は冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、飲む。


「お前、ハナのこと面倒見てるのか?」


面倒、、、。


ただあの時は、あたしらしくなかった。


気付いたら、「あたしが教えてあげるなんて」言っていた。


なら、面倒を見ていることになるのだろうか?


「、、、たぶん」

「そうか。ハナのことは誰かに頼もうと思ってたから、お前が見てくれるなら調度良い」

「頼むって?」

「ナンバー1にしてくれって」


その言葉に隼人の顔色を伺う。


でも、隼人は冗談を口にしている雰囲気ではなかった。

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