聖なる夜に、甘いキスを。

私の彼氏である拓海は、女遊びが激しく


彼女である私がいるのに、平気で他の子と約束をする。


付き合い初めは、嫉妬して毎回のように心を掻き乱されたけど、


3年も経てば、すっかり慣れてしまった。


「そんな慣れなんて要らない」と以前、佳織に言われたことがある。


頭では理解していても拓海を目の前にすると、どうしても言えなくなるのだ。


嫌われたくない。愛想を尽かされたくない。めんどくさい女と思われたくない。


理解あるいい女をどうしても演じてしまうのだ。


私のこんな醜い感情を曝け出せるのは、友人の佳織と――。

< 6 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop