ウソつきより愛をこめて
「翔太…、もう…充分…」
どんなに懇願しても、与えてもらえない熱に何度も身を捩らせる。
「まだだ」
広い部屋には私の情けない嬌声だけが、響き渡っていた。
「こんなの…やぁっ…」
太ももの内側に翔太の柔らかい髪が触れる度、私の羞恥心がどんどん膨れ上がっていく。
「少しくらい我慢しろ」
だって昔はもっと強引だった。
こんな執拗に愛撫なんて、されたこと1度もなかったのに。
「…な…で、そんな…余裕なの」
「余裕ぶってるだけだ。…もう喋るな。こうしてる時間ももったいない」
その言葉と同時に、やっと翔太の腰が沈み込んでくる。
もう死にそうな程苦しいのに、…たまらなく幸せで。
「翔太…、翔太…っ」
何度も何度も彼の名を呼んでは、最高の言葉を強請る。
「…愛してる、エリカ」
その日何度も揺さぶられながら、私はずっと願っていた。
もう、一生翔太だけでいい。
翔太しか要らない。
…恥ずかしいから、面と向かって言うつもりはないけど。