「じゃあ、結婚しようか」
胸がきゅん、ってすることも、ちょっと恥ずかしいことも、ここでなら何の心配もない。


家の外に出れば、PTAなり他の部屋に住んでいる先生方の視線なりも、気にしなくていい。


総ては、陽平さんが守ってくれる。


だから、私。だから……。


私は、その夜、陽平さんのものになった。
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